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近年、60歳以降も働くことが一般的になりつつありますが、日本の年金制度には、知らないと損をする複雑なルールがあります。特に「繰下げ受給」を考える際には注意が必要です。YouTubeチャンネル「News65 | 独身の元気が出るTV」の解説によると、60歳以降の年金受給には3つの落とし穴が存在します。
まず1つ目は「在職老齢年金」の改定に関する注意です。働きながら年金を受け取る場合、収入に応じて年金が減額されます。現行の基準額は51万円ですが、2026年4月からは62万円に引き上げられる予定です。この変更を知らずに収入を抑えてしまうと、本来受け取れるはずの年金を減らしてしまう可能性があります。
2つ目は、60歳以降に働いても「基礎年金」は増えない点です。日本の年金は国民年金(基礎年金)と厚生年金の二階建て構造になっています。厚生年金の保険料は働くことで増額されますが、基礎年金部分は60歳で加入期間が終了するため、それ以降は増えません。ただし、加入期間が40年に満たない人には「経過的加算」という救済制度があります。
そして最大の落とし穴が3つ目の「繰下げ受給」です。繰下げ受給は受給開始を遅らせることで年金額を増やせる制度ですが、増額対象となるのは「65歳時点で受け取る権利があった年金額」のみです。つまり、65歳以降に働いて増えた厚生年金分は、繰下げによる増額の対象になりません。知らずに繰下げを選ぶと、想定より少ない年金しか受け取れない可能性があります。
このように、65歳以降に働く場合は、年金の仕組みと繰下げ受給のルールを正しく理解することが重要です。自分の働き方や受給計画を見直すことで、無駄なく年金を増やすことが可能になります。
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